人気ブログランキング | 話題のタグを見る
土電の春
ちょっと前記事と時系列が前後しますが、今月の初旬は四国へ出かけていました。予土線で走り始めた初代新幹線0系もどきの魔改造車「鉄道ホビートレイン」の取材でした。
その時の写真は、また来月あたりの某誌面上で紹介(Facebookでは何枚かフライングしましたが、、、汗)されると思いますので、しばしお待ちを。

折角の春の四国ですし、予土線だけじゃ勿体ないので他の鉄道も撮ってきました。

まずは土佐電鉄。地元では土電(とでん)と呼ばれ親しまれている路面電車です。
残念ながら市街地の桜はだいぶ散っていましたが、沿線の桜よりも土電の春で楽しみにしてるのが、田植え前後の田んぼの中を走る姿です。
土電の春_c0211961_1914359.jpg
土佐電気鐵道・後免線 長崎〜小篭通
路面電車と言えば、都心部や住宅地を走るイメージがありますが、ここは田んぼのだだ中を走ります。純粋な路面電車がこんな鄙びた田園風景の中を走るのはここだけではないでしょうか?
そして、ここ高知市東部〜南国市にかけての香長平野は、温暖な気候を利用した日本一の早場米の産地として有名です。田植えも3月下旬に始まる為、桜と水を張ったばかりの田んぼの水鏡が同時に楽しめるのです。

土電唯一の超低床の連接車、通称「ハートラム」ちゃんもやってきました。
土電の春_c0211961_1924173.jpg

前回のダイヤ改正から終点の後免町まで頻繁に乗り入れるようになったので撮り易くなりました。

土電の春_c0211961_19285358.jpg

久しぶりにこんな遊びも。

土電と言えば、もう一つ好きな場所に伊野線の鴨部〜朝倉にかけての極狭区間が挙げられます。
土電の春_c0211961_1931202.jpg
土佐電気鐵道・伊野線 鴨部〜曙東町
たたでさえ離合困難な道路に堂々と電車が走っています。そして路線バスも頻繁に来ます(数年前迄は空港行の大型リムジンバスも走ってました、、、汗)。
もちろんここでは軌道敷内も自動車進入可なのですが、交通量の多い朝夕ともなるとこんなカオスな風景も日常茶飯事。電車同士の離合箇所で、バスと乗用車が完全にお見合い状態(^ ^;;

そんな田園風景あり、生活感溢れる風景ありの土電は大好きな路線の一つなのです。
by feel-railside | 2014-04-17 19:46 | 路面電車・LRT
<< 復旧と復興の谷間で 浅間山と烏帽子岳 >>