復旧と復興の谷間で
三陸鉄道の全線復旧から2週間。
ようやく訪問することが出来ました。

もう東京は完全に葉桜になってしまいましたが、時速320kmで北に向かう「はやぶさ」の車窓は目まぐるしく春を逆再生。宮古ではちょうど桜が満開になっていました。
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三陸鉄道・北リアス線 山口団地〜一の渡

しかし春爛漫の雰囲気とは裏腹に、沿線の復興はいまだ地道な努力が続いています。
特に、復旧に最後まで時間を要した田野畑村界隈の沿線は、ようやく緒に就いたばかりといった状況でした。
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三陸鉄道・北リアス線 島越〜田野畑

「あまちゃん」の畑野駅のロケ地となった田野畑駅。
俯瞰出来る場所はないかと、急坂を息を切らしながら高台に登り探していると
「うちからどうぞ」
と嬉しい言葉をかけて頂きました。(※ブログ掲載了解済み)
「うちもあの辺に住んでいたんだけどね」と海岸部を指さし、「うちを含めて結局みんな上(高台)にあがってきた。三鉄開通したのはいいけど、海沿いも人はどんどんいなくなってるしね〜。」

高台での宅地造成とともに、高速道路に準じた三陸沿岸道も今、復興道路として優先して整備が進められています。三陸特有のリアス・隆起の地勢上、蛇行する国道に較べて、三鉄のアドバンテージでもある真っ直ぐトンネルで貫く速達性も沿岸道の整備で大きく揺らいでいます。そして、ただでさえ過疎化の進む沿線で、三鉄が結ぶ沿岸部から高台への移転。

実際に見て、聞いて、改めて色々と考えさせられる訪問でした。
by feel-railside | 2014-04-23 00:23 | 鉄道と四季
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