呉線暮情
先週末の連休を挟んだ5日間、姫路〜岡山~広島~山口と取材でした。
レンタカーの走行距離はなんと1200km。これなら東京から実家の久留米まで帰れますね。
取材の撮影とは別に、朝夕の合間を見つけて気になっていた場所、思い出の場所に立ち寄ってみました。
呉線もその一つ。確か2007年に「瀬戸内マリンビュー」号のデビューを撮って以来なんで、7年ぶりの訪問です。
Facebookのほうではアップ済ですが、狙っていたのがこの写真。

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呉線・忠海~安芸幸崎 ※以下全て同区間

この時期の太陽はギリギリ海側の島影に沈むんで、あとは雲にさえ遮られなければ、という感じです。この辺りは呉線の中でも列車本数の設定が少なく、太陽と上手く絡められるのは後追いの1本だけでしたが、何とか沈む夕陽と一緒に撮ることができました。

まず最初にここを訪れたのがもう16時過ぎ。まずは忠海の町を見下ろす黒滝山の登山口からの撮影でした。

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はるか後方には「しまなみ海道」の多々羅大橋を眺めることが出来ます。この日は残念ながら霞み気味でしたが、空気の澄んだ日なら、建設当時は世界最長を誇った斜張橋をクリアに眺めることができます。


翌朝、港の朝の雰囲気を撮りたくて朝6時に再び黒滝山に来ましたが、まだ辺りは真っ暗です。東京より30分ほど日の出が遅いことを忘れてました(^ ^;;
ようやく東の空が焼けてきた頃、小船の出航とタイミングよく列車が通過してくれました。
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今度は港に降りてみることにしましょう。
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忠海港からは芸予諸島に浮かぶ大久野島、大三島へのフェリーが出航しています。大久野島と言えば、戦時中は旧日本軍の毒ガス工場があった不幸な歴史を持つ島。その遺構は今でも残り、平和学習の場として、また休暇村や海水浴場のあるリゾート地として多くの観光客が訪れています。いつかまた、仕事抜きで芸予諸島の島巡りでもしたいものです。

フェリーの待合所にはマスコットのワンちゃんがいました。
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飼い主の方に伺うと、なんと保健所で処分する前に引き取ってきた犬とのこと。やはりしばらくは人間不信なのか、極端に臆病でなかなか懐かなかったとのこと。今でこそようやく飼い主や毎日会う近所の人には愛想を振りまくものの、初めて会う観光客には今でもビクビクしているそうです。既に10歳を超えているとのことですが、いつまでも港の癒しのマスコットとして長生きしてほしいですね。
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先ほど俯瞰した鉄橋を下から。
今なお現役103系電車がMT55のモーター音をガーター橋に轟かせながら、やってきました。巷では末期色(真っ黄色)などと揶揄されるこのカラーリングですが、海辺の風景にはよく映えると思います。

そういえば、夕陽を撮った日は新月。
星空と列車の光跡でこんな写真も撮って遊んでみました。
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by feel-railside | 2014-11-29 22:18 | 鉄道と四季
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