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えち鉄・福鉄 相互乗り入れと「ki-bo」デビュー
このところ、ブログの内容が「さよなら」や「惜別」とか寂しいトピックが多かったので、久しぶりに明るい話題を。

今日(2016年3月27日)に、福井県内の二つの私鉄、えちぜん鉄道と福井鉄道が、相互乗り入れを開始しました。
詳細について本文では省きますが、以下のリンクが分かりやすいと思います。

えちぜん鉄道と福井鉄道乗り入れ 全国初の試み、3月27日運行開始

これまでは両社の路線は田原町駅で、駅を共有し乗り換えは出来ましたが、線路は繋がっておらず徒歩での連絡、そして待ち時間も必要でした。田原町駅周辺は文教地区で学生の利用が多いものの、境界駅である田原町からお互い一つ先の駅に大学や中学・高校があったりして、乗り換えの手間や時間のロスで学生は不便を強いられていました。

ただ、車両の仕様(福鉄は低床の路面電車、えち鉄はホームが必要な通常の鉄道車両)も異なり、お互いのホームの高さも違う為、線路を繋げれば「はい」解決という訳ではありませんでした。

そこでえち鉄側が福鉄の仕様に合わせる形で
・えち鉄が路面電車仕様の低床電車を導入する
・えち鉄側の乗り入れ区間の駅のホームを、低床車用に改修する
ことが決まり、晴れて今日の日を迎えた訳です。

そのえち鉄側の低床車(LRV)が今回紹介する「ki-bo(キーボ)」で、今日の乗り入れに合わせてデビューしました。
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田原町駅(写真はすべて2016.3.27撮影)

この愛くるしい顔と、ネーミングでたちまち子供達にも大人にも大人気。


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福井鉄道福武線・田原町〜仁愛女子高校前

3年前、福鉄で先にデビュー「Fukuram(フクラム)」は鋭い目つきの顔でしたが、「ki-bo」は柔和で癒し系の顔ですね。
ちなみに↓がその鋭い目つきのヒトで、昨日(2016.3.26)デビューした黄緑色の第3編成です。
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福井鉄道福武線・市役所前〜足羽山公園口


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福井鉄道福武線・市役所前

併用軌道区間を走る「ki-bo」。
二つの異なる鉄道事業者が路面電車区間を挟んで、相互に乗り入れるのは日本初のことです。
なおこの写真の上方で左に分岐しているのがいわゆる「ヒゲ線」と呼ばれる支線で、こちらも今日付で延伸して駅前広場まで乗り入れるようになりました。


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福井鉄道福武線・三十八社〜鳥羽中

福井鉄道側も、商工会議所前以南は鉄道線となり、鯖江市内に入ると長閑な田園地帯を走ります。
車列の波に揉まれながら走る路面電車区間とのギャップが面白いですね。
ちょうど菜の花が咲き乱れており、黄色X黄色でいい感じで撮れました。


今日は駅にいた社員さんもヘトヘトで、
「学校の新学期が始まるまで、私たちも慣れないと!」
と仰ってました。


福井に桜が咲く頃には、入学式と新学期を迎えるようです。
学生の希望(「ki-bo」)を膨ら(「Fukuram」)ませてくれる電車になってほしいですね。

by feel-railside | 2016-03-27 23:58 | 路面電車・LRT
フランス遠征 2015 【その3】トゥールのトラム
初めて訪問した街でトラムを撮影する場合、まずは起点から終点まで乗り通します。

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※トゥールのIC乗車券…紙製ですが中にはICチップが埋め込まれており車内のカードリーダーにタッチします。1日乗車券は3.90€(約550円)。無効になっても、停留所の券売機でチャージ(乗車券情報の書き込み)すれば、何度も繰り返して利用できます。バス・トラム共用。


いい景色に巡り合うと思わず下車したくなりますが、とりあえず撮影は我慢。

車窓から撮影に良さげなポイントはどんどん、GPSで現在地を示すスマホのGoogle Mapに保存しておきます。

その地図をもとに、光線状態などを加味すれば効率のいい撮影プランを練ることができます。


それで、やはり最初に訪れたかった場所はココ。

既にトゥールのトラムの撮影名所ともなっていますが、外せません。
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Tramway de Tours Ligne-A Christ-Roi〜Tranchée

トータルデザインを手がけたのはコンセプチュアル・アートの第一人者、ダニエル・ビュラン。


トラムが横切るロン・ポワン(Rond Point※ラウンドアバウトの仏語)内に、得意のインスタレーションさながらの真っ赤なオブジェを大胆に配置しています。


ビュランは既に、アルザス地方のミュールーズで実績を作っておりトゥールは2例目。

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Tramway de Mulhouse Ligne-3 Porte Haute


ミュールーズでは、半円状のカラフルな巨大な円弧を用いて、遠くからでも駅(停留所)と判るようにシンボライズさせていました。


そしてシンボライズに留まらず、この円弧に架線柱とビームの機能を持たせていたことに感心したのですが、トゥールでは単なるオブジェに陥っているのが、残念なところでした。




次に訪れたのは、トゥール南郊にあるショッピングセンターの近く。この林の中を走るトラムにトキメキでした!

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Tramway de Tours Ligne-A L'Heure Tranquille 〜 Pont Volant

この区間は是非とも絵にしたい、と勿論下車。

たた当日は、晴れたり曇ったりの猫の目のような天気。

こういう時って、だいたい列車の通過時だけ曇ってしまったりするんですが、フランスに来てもその傾向は御多分に洩れず。



あれやこれや地平スレスレのアングルから撮っていたら、線路脇の家から人が出てきて、声を掛けられました。

「ヤバい。『こんな場所で何してんだ』とか言われそう」

と、一瞬緊張してしまいましたが、ニコニコしながら僕に寄ってきて、フランス語混じりの英語でこの場所について説明してくれました。

なんと、この場所はもともと車道で芝生の軌道部分はアスファルトだったとのこと。

アスファルトを剥がして、そこにトラムの軌道を敷いて芝生を植えたらしく、おかげでアスファルトから発する熱がなくなり家も涼しくなった、と大袈裟な身振りで説明してくれました。

で、剥がされた道路はこの並木の東側(写真で言うと右側)に移設されています。

何とも二度手間な工事ですが、魅力ある路線にする為に労を惜しまないところがフランスらしいな、とも思いました。



そしてもう一つ。トゥールのトラムはまた夜の走行シーンが魅力的だったりします。

理由はこの後の写真を見て頂くとして、ただ今は5月下旬。

緯度の高いこの辺りでは22時頃にならないと暗闇に支配されません。

ここは一旦、食事でもしてホテルで日が暮れるのも待ちましょう。

前日のパリで、40€(約5600円)近く晩ごはんで散財してしまったので、今晩は質素にカルフールのお惣菜で済ませます。
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ビールのロング缶を入れて6.5€(約880円)と、まずまずのコスパ。



21時を過ぎて、再び撮影開始です。

この車幅と一体化したヘッドライトがカッコいいんです。
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Tramway de Tours Ligne-A Jean Jaurès 〜 Nationale(次の写真も同区間)

そして後ろ姿のテールライトもまた。

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撮影を終えた頃は既に23時前。

やはり、ヨーロッパで夜景を撮るなら秋〜冬ですね。21時を過ぎるとレストランの前以外は人通りも減ってひっそり。

トラムは既に終電。

ホテルまでとぼとぼと歩いて帰りました。

(つづく)

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(トゥールのトラムの路線図 ※拡大版はここをクリック)


by feel-railside | 2015-08-13 21:04 | 路面電車・LRT
フランス遠征 2015 【その2】パリ→トゥール
だいぶ間が空きましたが、お盆期間中にボチボチ話を進めていきたいと思います。


パリを拠点に最初に目指したのがトゥール。

世界史的には「トゥール・ポワティエ間の戦い」で有名ですが、今は人口15万人足らずのロワール川沿いの小さな町です。

トゥールには、2013年8月から新しいトラムが走り出したのですが、僕の前回のフランス訪問は2013年6月。残念ながら開業前で、ようやく初訪問となります。


パリからトゥールへの鉄道での行き方は

(1)パリ・モンパルナス駅からTGVで …所要時間約1時間15分
(2)パリ・オステルリッツ駅からCorail Intercites(都市間急行列車)で …所要時間約2時間20分

の2通りありまして、

(1)は天下のTGV。早いけど料金は割高。
(2)はTGVの倍近く時間はかかるけど、運賃はTGVの半分以下。

となると自ずと選択肢を絞られます。



オステルリッツ駅はパリのターミナルの中では唯一未訪問ということもあり、駅の観察をかねて後者を選択しました。

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メトロ8号線でセーヌ川を渡るとすぐにオステルリッツ駅です。

メトロはセーヌ川を渡る為に地上に出ており、駅舎の2階に乗り入れています。

そしてフランス国鉄の路線は、この路線に直交するように(写真でいうと、左側DEPARTと書かれた建物)の中に頭端式のホームが並んでいます。

ちょっと規模は違いますが、東京で言えば渋谷の地下鉄銀座線とかつての東急渋谷駅と似た構造と言えば、分かりやすいかもしれません。

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パリの6つのターミナル駅の中では、ここオステルリッツ駅とサン・ラザール駅の2駅はTGVの乗り入れがありません。

サン・ラザール駅はパリ近郊(イル=ド=フランス地域圏)へのトランジリアン(郊外列車)が頻繁に発着する忙しい駅ですが、オステルリッツ駅はそれらの発着も少なく、パリのターミナルの中では一番のんびりとした雰囲気です。

これから乗車するトゥール行の機関車(BB7200形)が旧塗装&旧SNCFロゴってのも、この駅の佇まいにマッチしています。


さて、発車時間も迫っていたので、早々と乗り込みます。
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今回乗車したのは2等車両。

座席の配列はヨーロッパでは一般的な集団見合い式。

日本では京急の2000形や元成田エクスプレス253系で見られるくらいの珍しい配列ですが、何を隠そう、このCorailの座席配列こそ、進取の精神溢れる京急2000形の元ネタだったりします。

特等席は、中央部にあたる4人掛けのボックス部分。

こんなガラガラな状況なので、もちろんボックスに足を伸ばして独り占めです(^ ^;;


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パリを出ると早速車内検札です。

つい2年前まではIT化などは無縁なフランス国鉄でしたが、今やフランス国外でも事前にアプリをインストールしてチケットレスで予約・購入ができるようになりました。

予約内容をiPhoneのPassbookに登録して車掌に見せれば、車掌側の端末で2次元バーゴードをスキャンして検札終了です。



パリを出発すると、しばらくはゆったりとしたスピードでセーヌ川の東側を走りますが、途中で内陸に針路を変えると、一気にスピードアップします。

このルートはかつてのフランス西部や南部へのメインルートでした。

90年代から高速新線であるLGV大西洋線が建設されると、優等列車はこぞってTGV化してしまい、完全にローカル線に成り下がってしまいました。

TEE特急「アキテーヌ」や「キャピトール」が時速200kmでボルドーやトゥールーズを目指して駆け抜けたのも今いずこ。

でも、そんな兵どもの夢のあとをのんびりとしたスピード(それでも時速160kmは出します)で辿るのもまた乙なものです。

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街→小麦畑→街→小麦畑、、、の無限ループがフランスの車窓風景ですが、アクセントを入れるかのように忽然と姿を現わす原子力発電所もまたフランスらしい風景です。

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列車がオルレアンに近づくと、古びた高架橋がずっと線路に寄り沿って伸びています。

何やら、九州・宮崎の日豊本線沿いのリニア実験線跡と瓜二つの光景。

実はこれ、フランス国鉄が次世代型鉄道として開発した、空気浮上式鉄道「エアロトラン」の実験線跡なのです。

「跡」の名の通り、結局「エアロトラン」は騒音やエネルギー効率性の観点から早々に開発を断念します。

磁気と空気の違いこそあれど、どちらも浮上式鉄道の実験線跡。

片やリニアに本格着工に舵を取った日本。片や浮上式は諦め鉄輪式鉄道の更なる高速化に変更したフランス。

どちらが吉と出るかは、いずれ歴史が証明するところでしょう。

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オルレアンをすぎると、車窓の街並みは変化します。

さすが数々の歴史の舞台となったロワール川流域。

古めかしい教会と、それを取り巻く石積みの街並みが歴史の重みを感じさせます。

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ロワール川を渡河すると、フランスの鉄道の要衝、サン・ピエール・デ・コール。

ここから5分。盲腸のように伸びた線路を走るとトゥールに到着です。

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頭端式のホームには短編成のTER車両。

パタパタ式の案内板。

いかにもフランスらしい地方都市の終着駅。

さあ、荷物を一旦ホテルに預けてトゥールの街をさるく(注)ことにしましょうか。

(注)「さるく」とは「街をぶらぶらとあてどなく歩く」の肥筑(福岡県筑後地方、佐賀・長崎県域)方言でして、これほど短い動詞で、この状態を的確に表現できる言葉は他にない→できれば標準語化、と願っている一人です(笑)

(つづく)

by feel-railside | 2015-08-11 11:46 | 路面電車・LRT
グループ写真展 ご来場ありがとうございました
この1週間ほど、大きな原稿作業に掛かりっきりですっかりヒキコモラーになってしまってました。
ようやく大きな峠を越えたので、またブログのほうもちょくちょく再開したいと思います。

まずは1/22-28に新宿御苑前で開催しましたグループ展にご来場頂きありがとうございました。6日間で700名近いお客様にお越しいただきました。改めて心より御礼申し上げます。
会場でお会い出来た方もいらっしゃいましたが、自分の突発的な仕事等でお会い出来なかった方々もいらっしゃいまして、大変申し訳ございませんでした。

ということで、僕の作品だけではございますが写真展に出展したものをUPしました。
テーマは「地方私鉄」ということで、5枚ともライフワークでもある路面電車の風景になってしまいました(汗)
では展示順で撮影時のエピソードを添えて紹介します。
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2013/9/16 富山ライトレール・富山港線 富山駅北停留所
実は、このカットは「路面電車Ex」誌で担当しています連載記事「女性運転士・アテンダント奮闘記」のコーナーで使ったもの、いわゆる仕事で撮ったカットでした。
富山ライトレールでは昼間は車内で乗降の世話や沿線のオススメのスポットの紹介などのアナウンスを行うんですが、平日の朝ラッシュ時は、このように到着する列車を出迎えて、降客に挨拶を行います。
アテンダントさんの凜とした立ち姿が美しかったのが、今でも印象深く記憶に残っています。

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2013/3/21 旧土佐電気鉄道(現・とさでん交通)伊野線 はりまや橋〜堀詰
更にこのカットも富山と同じコーナーでとさでんの運転士さんを取材した日の撮影です。でもこの写真は取材を終えた後の、ちゃんとしたプライベートカットですので悪しからず。
高知一の繁華街、はりまや橋に近い歩道橋の上で三脚を据えて2分間近い露光を行い撮りました。上下どちらの電車も乗降の為停車し、更にそのうえ信号も重なって2分間も停まる羽目になりました。乗っているほうの客だと「あ〜あ」という感じですが、撮ってる側だと「ラッキー(^ ^)v」といった感じで車のテールライト、ヘッドライトがうまい具合に流れてくれました。もし撮っている間に、歩道橋の通行人がいると歩道橋が揺れてアウトだったんですが、その意味でも二重にラッキーでした。

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2014/8/1 富山地方鉄道・市内軌道線 安野屋〜新富山
富山市内を流れる神通川の花火大会と電車を絡めて撮りました。2012年に富山大橋が架け替えられ、旧い橋では単線だったこの区間が、新しい橋では複線化され、この橋上に折り返し設備が新しく設けられました。
ちょうどこの電車も折り返しの為に停車しているところで、花火のタイミングと上手くマッチしてくれました。丁度電車のフロントマスクをセンターポールに設置された照明灯が照らしてくれているお陰で、ライティングしたかのような不思議な写真に仕上がりました。

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2013/8/1 富山地方鉄道・市内軌道線 安野屋停留所
ちょうど、上の花火の1年前の同じ日も富山にいました。どんだけ富山が好きなんだ、とか突っ込まれそうですが、2013年はプライベートで、そして2014年は北陸新幹線の初試運転が8/1だった為、その取材で訪れた日とたまたま重なっただけです。
年に一度の花火大会。この時ばかりは路面電車もまさしく大車輪の活躍です。乗客も浴衣を着た見物客でごったがえしていて、そんな車内に満ちたワクワクした雰囲気を思い切って窓枠だけで切り取ってみました。もっといい絵にしようと、こっち向いて貰うために身体いっぱい使って手を振ったりして、何とか右端の女性だけが振り向いて微笑んでくれました。

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2013/1/31 福井鉄道・福武線 仁愛女子高校駅
またも北陸です。今度は福井市中心部は道路と併用区間となる福井鉄道です。大雪の朝の登校風景をスナップしてみました。大雪の日は決まって、この古豪の電車が運用に入ります。理由は古い故に車体が重くて雪による脱線のリスクが小さいからです。ただプラットホームのない電停ではこのように、はしごを降りるかのような不便な乗り降りを強いられます。
さすがに、高校生の利用者の多い停留所でこれは危険ということで、いまではホーム付の綺麗な電停に生まれ変わりました。そして残念ながらこの201型電車も役目を終え廃車されてしまい、福井らしい冬の風物詩として愛でていた風景も残念ながら過去帳入りとなってしまいました。

以上5点中4点が北陸という北陸贔屓な作品群でした。
路面電車は北は札幌から南は鹿児島まで走っていますが、北陸にある富山、高岡、福井の3地域は小ぢんまりとした街並み、沿線を彩る自然や祭り、そして素朴な人柄が居心地がよく、夏の花火や七夕の時期も、雪の降る風景も何度訪れても僕を惹きつけてやまないのです。
(おわり)





by feel-railside | 2015-02-02 22:46 | 路面電車・LRT
広島フラワーフェスティバルと路面電車
ゴールデンウィーク前に呉の倉橋島で取材が入り、折角だったので、帰りの駄賃で各地の路面電車事情をウォッチしながら帰りました。
まずは広島。広島のゴールデンウィークの風物詩といえばフラワーフェスティバルです。
期間中はホテルの手配も困難になるほどの盛況ぶり。
そんな中、最上階のレストランからトレインビューできるホテルを予約する事が出来ました。
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ホテルサンルート広島 は平和記念公園に近く、このように原爆ドームと絡めて撮る事ができます、ということを路面電車に詳しいHさんより情報を得まして泊まった次第でした(^ ^;;
フラワーフェスティバルのパレードまでは時間があったので、今年から走り始めた「グリーンムバーLEX」を狙いに比治山線に向かいます。
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比治山線と言いつつ都市化した市街地では比治山と絡めるのは結構苦労します。

そうこうしているうちにパレードの時間。もちろん狙いは花電車です。実は3年前も狙ってたのですが、バスに被られて涙したのです、、、
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↑3年前
↓今年
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う〜ん、手前にクルマが来ましたが、春らしいパステル調なんでヨシとしましょう。バックの大通りも今回のほうが賑やかですし。
ただ残念だったのが、今年から綺麗なお姉様たち(観光親善大使やフラワークイーン)の同乗がなかったこと(笑)
替わりに広電の社員さんが乗ってました。

でもやっぱり↓がいいかも(^^;; ※こちらも3年前の写真です
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気を取り直してお好み屋です。広島行ったら必ず訪れる藤川商店 。お好み焼は450円〜。物価の安い広島と言えども、ワンコインで食べられるお店はそうそうありません。(写真は肉玉そばダブルで650円)
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おばちゃん一人で切り盛りしています。数年前に仕事の関係で長期で広島滞在していた頃、週2で通っていたお陰で今でも覚えてくれています。ここ何年かは年1,2回の訪問ですが、いつまでも元気に焼いてて下さいね。
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by feel-railside | 2014-05-08 23:58 | 路面電車・LRT
同乗取材で活躍するレンズ
4/21に発売された「路面電車Ex」誌。この誌面では「女性運転士・アテンダント 奮戦記」の取材を担当しています。


今回は鹿児島市電の女性運転士さんだったのですが、取材当日の勤務は遅番。撮影も夜間がメインとなります。
そこで苦労するのが同乗での車内撮影。路面電車という、ただでさえ狭い空間で乗客も沢山乗っている中、ストロボは御法度。そこで活躍するのが明るい広角単焦点レンズです。
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Canonの"EF 24mm F1.4L II USM"というレンズ。
この写真はノンストロボ、開放値(f1.4)で撮ったのですが、ピントもシャープでとろけるようなボケも気に入ってます。ボディのほうも進化してISO6400とか12800というフィルム時代では考えられないような超高感度でも雑誌誌面なら十分堪え得る画質になったのも大きな武器です。


フロントウィンドウに映る夜景は南九州一の百貨店、山形屋本店です。
外からだとこんな感じです。
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15年前に復原された大正ロマン漂う佇まいで、特にライトアップされた夜が美しく、鹿児島の繁華街のシンボルとなっています。
余談ですが、この百貨店の大食堂にある「焼きそば」は超おススメです。揚げ麺に餡が乗った、いわゆる「皿うどん」ですが、700円弱とは思えないボリュームで一食の価値ありです。


そんな感じで誌面のほうも宜しくお願いします。
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路面電車Ex03 (イカロス・ムック)

イカロス出版


by feel-railside | 2014-04-30 13:52 | 路面電車・LRT
土電の春
ちょっと前記事と時系列が前後しますが、今月の初旬は四国へ出かけていました。予土線で走り始めた初代新幹線0系もどきの魔改造車「鉄道ホビートレイン」の取材でした。
その時の写真は、また来月あたりの某誌面上で紹介(Facebookでは何枚かフライングしましたが、、、汗)されると思いますので、しばしお待ちを。

折角の春の四国ですし、予土線だけじゃ勿体ないので他の鉄道も撮ってきました。

まずは土佐電鉄。地元では土電(とでん)と呼ばれ親しまれている路面電車です。
残念ながら市街地の桜はだいぶ散っていましたが、沿線の桜よりも土電の春で楽しみにしてるのが、田植え前後の田んぼの中を走る姿です。
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土佐電気鐵道・後免線 長崎〜小篭通
路面電車と言えば、都心部や住宅地を走るイメージがありますが、ここは田んぼのだだ中を走ります。純粋な路面電車がこんな鄙びた田園風景の中を走るのはここだけではないでしょうか?
そして、ここ高知市東部〜南国市にかけての香長平野は、温暖な気候を利用した日本一の早場米の産地として有名です。田植えも3月下旬に始まる為、桜と水を張ったばかりの田んぼの水鏡が同時に楽しめるのです。

土電唯一の超低床の連接車、通称「ハートラム」ちゃんもやってきました。
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前回のダイヤ改正から終点の後免町まで頻繁に乗り入れるようになったので撮り易くなりました。

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久しぶりにこんな遊びも。

土電と言えば、もう一つ好きな場所に伊野線の鴨部〜朝倉にかけての極狭区間が挙げられます。
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土佐電気鐵道・伊野線 鴨部〜曙東町
たたでさえ離合困難な道路に堂々と電車が走っています。そして路線バスも頻繁に来ます(数年前迄は空港行の大型リムジンバスも走ってました、、、汗)。
もちろんここでは軌道敷内も自動車進入可なのですが、交通量の多い朝夕ともなるとこんなカオスな風景も日常茶飯事。電車同士の離合箇所で、バスと乗用車が完全にお見合い状態(^ ^;;

そんな田園風景あり、生活感溢れる風景ありの土電は大好きな路線の一つなのです。
by feel-railside | 2014-04-17 19:46 | 路面電車・LRT
初撮り! 堺トラム
先週、大阪へ行った際、8月末から走り始めた阪堺電車の「堺トラム」を撮影してきました。

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堺ゆかりの、千利休に因んだ「白茶」と古墳の「深緑」という渋過ぎるカラーリング選択の為、露出には結構難儀します。+2/3補正がちょうどいいかも。テカテカ過ぎて、大阪のおばちゃんが映り込む〜。

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基本南北の路線の為、順光で撮るなら「下り」勝負。

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大阪南部でスーパーと言えば「スーパー玉出」。1円セール、大阪時代お世話になりました(笑)

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すだれなど随所に木材を使ったり、「堺更紗」をイメージしたシートなど外装同様渋味溢れるインテリア。

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撮ってみても、乗ってみても、あびこ道〜浜寺駅前の運転じゃ中途半端だな〜、と。運転も17時台で終了なので、まだまだ試運転の意味合いが強いのかも。
やっぱり、天王寺まで乗り入れて日本一のノッポビル「あべのハルカス」をバックにとか、渋滞するテールライトの海と化したあべの筋を颯爽と走り抜ける姿とかを撮りたいなあ。

ひとまず天王寺乗り入れは、来春から。その頃には紫を基調(←これまた渋い)にした第2編成も走り出すみたいなので、お楽しみは来年までお預けですね。
by feel-railside | 2013-10-20 16:35 | 路面電車・LRT