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2014 欧州紀行 【6】ブダペスト Budapest その1
昨日、何気なく鉄道のニュースサイトを見ていたら「スペインの鉄道車両メーカーCAFがハンガリー・ブダペスト向けの最初のトラムを落成した」というニュースを見て、


そうえいば、このブログのヨーロッパ紀行、昨年11月の「ミュンヘン→ブダペスト」の夜行列車の紀行で更新が止まっていたことに気づき(汗)
そして、どうでもいいことだけど、CAFといえばスペインのサラゴザに工場があるなぁ。サラゴザと言えば、アギーレ元監督がリーガ時代に八百長の疑い持たれたとこやん、と妙なタイミングを感じたりして

慌ててアップすることにしました。
というわけで、しばらく欧州ネタで残りをやっつけて行きますが、宜しくお願いします。

■5/24(土)
ブダペスト東駅では、高校時代の友人で現在ブダペストに海外赴任しているM君と落ち合いました。
異国の地で、旧友に会うとは不思議な感覚でしたが、とりあえず構内でコーヒーでも飲みながら軽く雑談して、今晩泊めて貰うので、スーツケースを預けて早速市内のトラムの撮影です。

ブダ王宮近く橋から、とりあえずの1枚
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Budapest Villamosvonalak 2 Vigado ter - Marcius 15 ter
ドナウの真珠と称えられているブダペストなら、そんな真珠がどんぶらこと流れるドナウ川も、透き通るような川をイメージしていましたが、

ただの泥の河

でした。
川だけ見れば、宮本輝の「泥の河」よろしく大阪の安治川さながらですが、やはり取り巻く建築物は雲泥の差。オーストリア=ハンガリー帝国時代に築かれた建築物は圧巻で、まさに街全体が巨大な美術館。ウィーンには劣るかもしれないけど、俗化してない分観光客もそれほど多くなく、ゆったりと楽しめます。

しかし、今日は暑い、暑い。気温も30℃を超えています。
汗だくになりながら、一軒の良さげなカフェを見つけました。まだ開店準備中でしたが、テラス席ならOKということで喉を潤すことにしましょう。
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かつてはオーストリア=ハンガリー帝国と呼ばれた場所柄、今でもオーストリアとの結びつきの強い国。
ここは大好きなオーストリアのビール「エーデルワイス」で喉を潤します。アルペンハーブの香りと甘いヴァイツェンの風味が何とも喩え難い味です。
と、気分良くビールを飲んでいるとグラスの向こうを電車が走って来ました!
慌てて飲み干して、再び撮影モードにスイッチです。

すると、古めかしい電車が走ってきました。
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Budapest Villamosvonalak 2 Marcius 15 ter - Fővám tér
あとで調べて分かったのですが、何と1906年製!人間で言えば泉重千代さんが走っているようなもんです。元々ブダペストで走っていた車両だったんですが、途中でオランダのアムステルダムに譲渡されていたようです。しかし80年代にアムステルダムで廃車になった後、再びブダペストに戻されて2012年から観光用の「ノスタルジック(N)」号として休日を中心に運転されているとのことでした。

さてさて、ハンガリーでもモバイル通信の確保の為に、プリペイドSIMカードを買い求めることにしましょう。M君の情報によると、ハンガリーでもT-mobileが優勢らしく、早速M君の勧めてくれたT-mobileショップに向かいます。
しかし肝心のプリペイドSIMはショップでは販売しておらず、同じショッピングセンター内のタバコ屋に売ってる、とのことで調達。早速SIMを取り替え、APNの設定の設定をするものの、うんともすんとも言いません。
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たまらず、T-mobileのショップに行って、英語のできる店員を捕まえると、
「このカードは通話しかできないよ。」
「モバイルルーターのデータ通信で使うのなら、別にチャージしなければいけないよ。」
みたいなことを言われ、結局2500Ft(約1200円)を払い7日間500MB使えるようにして貰いました。

夕方になって、天気も悪くなってきたところでM君の家に向かうとにします。
地下鉄とバスを乗り継いで行くのですが、地下鉄の駅がすごい、すごい。
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ちょうど3か月前に開業したばかりの路線(4号線)で、どの駅も豪華過ぎるつくりです。旧東欧圏の地下鉄の駅は冷戦時代に、万が一の場合に備えて、核シェルターとして使えるようにと、広大な地下空間で設計されていたようで、この駅も例外なく、やたらと地中深くにあるんですが、その割には全くと言っていい位閉塞感がなく、空恐ろしく感じたほどでした。
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借家とはいえ豪奢なつくりです。さすがM君も出世したなぁ、と。近くのホテルのレストラン一緒に食事して記念撮影。
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食事のあとは、ライトアップしたブダ王宮とドナウ川をバックに走る電車を撮りたい、というワガママを言って、また一人でブダペストの夜の街へバスに乗って繰り出します。
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Budapest Villamosvonalak 2 Vigado ter - Marcius 15 ter
泥の川だろうが、透明な川だろうが、夜になれば真っ黒。
ライトアップされたブダ王宮と鎖橋、ドナウの川面を照らす観光船の脇を、ハンガリー・ガンツ社製の細面の電車がガタゴトと走り抜けます。最後にようやく満足できる1枚が撮れました。帰りはM君に車で迎えに来て貰いました。
こうしてブダペスト1日目は過ぎて行きました。
(つづく)

by feel-railside | 2015-02-08 22:47 | 海外
グループ写真展 ご来場ありがとうございました
この1週間ほど、大きな原稿作業に掛かりっきりですっかりヒキコモラーになってしまってました。
ようやく大きな峠を越えたので、またブログのほうもちょくちょく再開したいと思います。

まずは1/22-28に新宿御苑前で開催しましたグループ展にご来場頂きありがとうございました。6日間で700名近いお客様にお越しいただきました。改めて心より御礼申し上げます。
会場でお会い出来た方もいらっしゃいましたが、自分の突発的な仕事等でお会い出来なかった方々もいらっしゃいまして、大変申し訳ございませんでした。

ということで、僕の作品だけではございますが写真展に出展したものをUPしました。
テーマは「地方私鉄」ということで、5枚ともライフワークでもある路面電車の風景になってしまいました(汗)
では展示順で撮影時のエピソードを添えて紹介します。
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2013/9/16 富山ライトレール・富山港線 富山駅北停留所
実は、このカットは「路面電車Ex」誌で担当しています連載記事「女性運転士・アテンダント奮闘記」のコーナーで使ったもの、いわゆる仕事で撮ったカットでした。
富山ライトレールでは昼間は車内で乗降の世話や沿線のオススメのスポットの紹介などのアナウンスを行うんですが、平日の朝ラッシュ時は、このように到着する列車を出迎えて、降客に挨拶を行います。
アテンダントさんの凜とした立ち姿が美しかったのが、今でも印象深く記憶に残っています。

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2013/3/21 旧土佐電気鉄道(現・とさでん交通)伊野線 はりまや橋〜堀詰
更にこのカットも富山と同じコーナーでとさでんの運転士さんを取材した日の撮影です。でもこの写真は取材を終えた後の、ちゃんとしたプライベートカットですので悪しからず。
高知一の繁華街、はりまや橋に近い歩道橋の上で三脚を据えて2分間近い露光を行い撮りました。上下どちらの電車も乗降の為停車し、更にそのうえ信号も重なって2分間も停まる羽目になりました。乗っているほうの客だと「あ〜あ」という感じですが、撮ってる側だと「ラッキー(^ ^)v」といった感じで車のテールライト、ヘッドライトがうまい具合に流れてくれました。もし撮っている間に、歩道橋の通行人がいると歩道橋が揺れてアウトだったんですが、その意味でも二重にラッキーでした。

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2014/8/1 富山地方鉄道・市内軌道線 安野屋〜新富山
富山市内を流れる神通川の花火大会と電車を絡めて撮りました。2012年に富山大橋が架け替えられ、旧い橋では単線だったこの区間が、新しい橋では複線化され、この橋上に折り返し設備が新しく設けられました。
ちょうどこの電車も折り返しの為に停車しているところで、花火のタイミングと上手くマッチしてくれました。丁度電車のフロントマスクをセンターポールに設置された照明灯が照らしてくれているお陰で、ライティングしたかのような不思議な写真に仕上がりました。

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2013/8/1 富山地方鉄道・市内軌道線 安野屋停留所
ちょうど、上の花火の1年前の同じ日も富山にいました。どんだけ富山が好きなんだ、とか突っ込まれそうですが、2013年はプライベートで、そして2014年は北陸新幹線の初試運転が8/1だった為、その取材で訪れた日とたまたま重なっただけです。
年に一度の花火大会。この時ばかりは路面電車もまさしく大車輪の活躍です。乗客も浴衣を着た見物客でごったがえしていて、そんな車内に満ちたワクワクした雰囲気を思い切って窓枠だけで切り取ってみました。もっといい絵にしようと、こっち向いて貰うために身体いっぱい使って手を振ったりして、何とか右端の女性だけが振り向いて微笑んでくれました。

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2013/1/31 福井鉄道・福武線 仁愛女子高校駅
またも北陸です。今度は福井市中心部は道路と併用区間となる福井鉄道です。大雪の朝の登校風景をスナップしてみました。大雪の日は決まって、この古豪の電車が運用に入ります。理由は古い故に車体が重くて雪による脱線のリスクが小さいからです。ただプラットホームのない電停ではこのように、はしごを降りるかのような不便な乗り降りを強いられます。
さすがに、高校生の利用者の多い停留所でこれは危険ということで、いまではホーム付の綺麗な電停に生まれ変わりました。そして残念ながらこの201型電車も役目を終え廃車されてしまい、福井らしい冬の風物詩として愛でていた風景も残念ながら過去帳入りとなってしまいました。

以上5点中4点が北陸という北陸贔屓な作品群でした。
路面電車は北は札幌から南は鹿児島まで走っていますが、北陸にある富山、高岡、福井の3地域は小ぢんまりとした街並み、沿線を彩る自然や祭り、そして素朴な人柄が居心地がよく、夏の花火や七夕の時期も、雪の降る風景も何度訪れても僕を惹きつけてやまないのです。
(おわり)





by feel-railside | 2015-02-02 22:46 | 路面電車・LRT