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2014 欧州紀行【4】3日目 ミュンヘン München その1
■3日目 5/23 金曜日

前夜のICEの大幅な遅れでホテルにチェックインしたのは深夜1:30。
やや眠気は残りますが、今日は一日張り切ってミュンヘン市内での撮影です。

「あらら、たった6時間しかいなかったの?宿代、半分にしてあげたいところだわ!」
なんてフロントのお姉様に言われたりしながらも、スーツケースを晩まで預かって貰い、8:00にはチェックアウトしました。

5月のゴールデンウィークにミュンヘンを訪問したNさんから、
「20,21系統に旧型車のP3型(Baureihe P)が結構走っていたよ。」
との情報を得て、まずはそれを狙う事にします。

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Leonrodplatz - Hochschule München
噂通り21系統で走っていました。大半の仲間は既に廃車かルーマニアのブカレスト、ティミショアラで第二の人生を歩んでいます。ミュンヘン市内を闊歩する姿を拝見できるのはこれが最後かもしれません。
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この小学校の教室の椅子みたいな座席がたまりません。でもこの椅子、結構フィットして乗り心地いいんですよ。
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ミュンヘンの市電や地下鉄には、こんな可愛いマークが。これ結構好きなんです。決してゆるキャラとかではありませんw
れっきとしたミュンヘン市の紋章です。
ミュンヘンの名前の由来はMönch(メンヒ=僧侶)とMunichen(ムニヒェン=小僧)とのこと。それで聖書を持った修道僧ということになっているようです。

乗り心地も良く、ウトウトしながら終点まで乗ってしまいました。郊外の公園のような場所です。新緑をバックにサンニッパのレンズで正面ドカンも撮っておきました。
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Westfriedhof - Borstei

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Karlsplatz
再び、中心部のカールスプラッツへ。ミュンヘン市電は片運転台の為、終点ではこのように急角度のループ線が形成されています。長い編成をアウトカーブから格好よく狙うなら、起点・終点で撮るのがポイントです。
次に19系統に乗り換えて、トランジットモールのある、テアティナーシュトラーセに向かいます。

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Theatinerstraße - Nationaltheater
自動車の乗り入れを制限した(一部事業用車やパトカー等の緊急車両は進入します)、歩行者、自転車、路面電車に特化した街区です。いかにもドイツらしいトランジットモールの風景です。

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Theatinerstraße - Nationaltheater
ドイツのヴァイスビールの中でも大好きな「フランチスカーナー」直営のレストラン前です。ここはディナーで訪れることにしましょう。
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お昼はミュンヘン中央駅に戻って、ホームの立ち食いで我慢。ショーウィンドーで好みのヴルスト(ウィンナー)を選んで、ホットドックにするか、パニーニに挟むか等選べます。
僕の好物はこのCurry Wrust(カリーヴルスト)。長いウィンナーを一口サイズに切って、特製のカレーソース(BBQソースにも似た味?)で炒めてカレー粉を振って出来上がり。別添えでパンも付きます。ジャンキーな味わいですが、これがクセになるんです。お値段もビール込みで約€5(700円)とコスパも抜群です。

〜午後の部につづく〜

by feel-railside | 2014-07-08 00:07 | 海外
2014 欧州紀行【3】フランクフルト Frankfurt am Main その2 ⇒ミュンヘン München
無事、モバイルも開通できたことだし、お昼も満足したところで、撮影再スタートです。
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Weser-/Münchener Straße 〜 Willy-Brandt-Platz
フランクフルトといえば、ヨーロッパの金融の中心地。欧州中央銀行の本店はフランクフルトにあります。大きな€(ユーロ)マークは、フランクフルトのシンボルです。


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Willy-Brandt-Platz 〜 Römer/Paulskirche
フランクフルトのトラムでは定番の撮影地。旧市街の古い町並みと絡められるのはここくらい。レーマー広場、ゲーテハウスなどの観光地にも近く、昼夜問わず観光客で賑わっています。



電車に乗ってちょっと郊外に出掛けてみましょう。
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Niederader Land Straße
フランクフルトは都会の割にはコンパクトな街です。市の中央部を東西に流れるマイン川が商業地(北側)と住宅地(南側)を明瞭に分けていることも大きいでしょう。中心部から僅か電車で15分ほどのこの場所も、落ち着いた町並みが広がっています。
また、河畔や橋は市民の憩いの場となっており、カメラを持っていると「撮ってくれないか」とよく声を掛けられました。
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フランクフルトはまた、世界最大の見本市会場(メッセ)があることで有名で、メッセ開催中はホテルの値段も跳ね上がり、旅行者泣かせの街でもあります。
そんなメッセ近くは美しい緑道軌道になっていました。
近くの公園の緑地がそのまま軌道まで続いていて、何の柵もなく平然と電車が行き交っています。
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Hohenstaufen Straße 〜 Festhalle/Messe


電車の来ない隙を狙ってウサギの親子がエサを探しているようです。
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と、西から真っ黒い雲が現れました。嵐の予感。
今夜は21時前のICEでミュンヘンに移動するので、撮影はこのへんで打ち切り、早めに食事にしましょう。
今夜乗るICEは路線の工事に伴い、中央駅(Hauptbahnhof)ではなく南駅(Südbahnhof)からの発車。
南駅はリンゴ酒の酒場の多いザクセンハウゼン地区にあるので、ちょうどいい塩梅です。
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ドイツの名物料理、シュヴァイネハクセ(豚スネ肉のロースト)。付け合わせはザウアークラウト。ちょっと分かり辛いですが、奥のグラスに注がれているのがリンゴ酒(アップルワイン)です。
アップルワインは前も飲んだ事あるので、想像できる味ですが、そんなに美味しいもんじゃないです。一杯飲めば、まあいいかというレベルです。やっぱりビールが美味しいですね。
期待のシュヴァイネハクセですが、見た目より中の肉がパサパサしていてイマイチ。ちょっとローストし過ぎみたいで、残念でした。


これから、
フランクフルト南駅20:54発 ICE821列車 ミュンヘン中央駅0:13着
の列車に乗ります。
何でこんな遅い列車にしたかというとズバリ、激安チケットだったからです。
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通常運賃だと€109(約15000円)するんですが、この切符は何と€29(約4000円)。1/3以下の価格です。
ドイツ鉄道(DB)では、航空券と同じくネットで事前購入すれば2〜3割近く割り引く「早割」運賃があるのですが、更に時間帯的に空いてる列車(飛行機が早朝深夜便は安いのと同じように)は破格値で売り出されたりします。

フランクフルト〜ミュンヘン間は東京〜京都間に相当する距離。いわば「のぞみ」が事前割引で4000円で乗れるようなもんです。日本の鉄道も、もうちょっと弾力的な運賃設定してくれればいいのですが…。


しかし、乗車して程なくして急速にスピードダウン。ノロノロ運転が続き、途中のヴェルツブルク駅でついに抑止。するとDBより不吉なメールが、、、
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WEB予約した乗客には、当該列車が遅れそうな時は律儀にこんなメールを送ってくるようです。
なんともドイツらしいです。
どうも先ほどフランクフルトを襲った嵐の雲を追っかけてるようで、大幅な遅れが見込まれるとのこと。

この後車掌が特急運賃分の一部払い戻し(特急料金の25%相当額)申請の用紙を配布して廻りますが、僕の場合は
「ドイツに知り合いか家族はいるか?」
「ドイツに銀行口座はあるか?(←ないに決まってるだろw)」
など訊かれたので全てNoと答えると
「残念。でもBistro(ビュッフェ)に行けば、ビールを2本サービスしてくれるわよ。」
と教えてくれました。
列車が遅延するとビールのサービスがあるなんて何て素敵な国なんでしょう!
もう払い戻しなんてどうでもいいです。この運賃なら25%貰えたところでたかが知れてます。
ビール2本貰えるだけで十分です♪

結局予定より1時間15分の遅れで、1:30過ぎにミュンヘンに着きました。↓は車内のモニター画面。
お疲れさまでした、、、Zzzz
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(つづく)


by feel-railside | 2014-06-21 00:13 | 海外
2014 欧州紀行【2】フランクフルト Frankfurt am Main 〜その1
■2日目 5/22 木曜日

今日は一日、フランクフルト市内で撮影です。
中央駅で一日乗車券を買って、とりあえず最初に来た電車に飛び乗り、フランクフルト南駅(Bahnhof Frankfurt(Main) Süd)に向かい、朝の光景を写真に収めます。
ここはUバーン(地下鉄)やSバーン(日本でいう近郊列車)の起点でもあり、乗り換え客などで朝ラッシュの時間帯はそこそこ混雑します。日本ほどではありませんが。

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路面電車の停留所に今度はバスがやってきました。

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2点ともBahnhof Frankfurt(Main) Süd

ヨーロッパではよく見る光景で、別に誤進入した訳ではありません。
こちらではバスも路面電車も同じ。たまたまレールの上を走るか、道路の上を走るかの違いだけで、勿論運賃設定も一緒です。ついでに言うと、Uバーンや、ドイツ鉄道が運営するSバーンも共通運賃です。
日本のようにバスから地下鉄、路面電車からバスに乗り換える際にその都度、乗車券を買ったり、整理券を取ったりする必要もなく、また有効時間内であれば何度乗り換えしようが一枚の切符だけで済みます。
このようにシームレス化した運賃制を敷いているのがヨーロッパの都市交通の特徴で、旅行者にも分かり易く、この点では日本はまだまだ遅れていると言っていいかもしれません。

ちなみに↓がこの日利用した一日乗車券。空港まで有効な切符なので若干高めの€8.50(約1150円)ですが、市内のみなら€6.50(約850円)です。
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なお、フランクフルトの一日乗車券は、他のヨーロッパの都市で多く採用されている24時間制ではなく、日本と同様の当日限り有効なので注意が必要です。


ひととおり撮影した後、Uバーンでフランクフルトのショッピング街、ハウプトヴァッへ(Hauptwache)に向かいます。
ここで、日本から持参したモバイルルーターに挿すプリペイドSIMを購入する為、携帯ショップ探しです。
日本のdocomoで契約したiPhoneはSIMロックがかかっているし、海外パケット定額にしても日額2980円は高過ぎ。海外旅行用のレンタルルーターなら日額1200円程度で済みますが、データ量の制限(一度の渡航で1GBまで。他に一日の上限もあり)もあるんでパス。結局docomoのモバイルルーターを予めdocomoショップでSIMフリー化して貰い、それを海外で使ってみることにしました。

まずは最大手のドイツテレコム(日本でいうNTT的存在)の運営するT-mobileへ。しかし「取り扱ってない」と、にべもなく断わられます。英語の拙い旅行者相手が面倒臭い、雰囲気ありあり。もっと上手く英語を話せたらいいんですが(ドイツ語が出来れば言うことナシなんですが…)、海外に行くといつもの事なんですが、最初のうちはこちらの緊張もあってなかなかコミュニケーションが取れません。(なぜか日数が経つに従って変な度胸がついて会話も成り立って行くから不思議。)
で、替わりに斜め向かいのVodafoneを薦めらました。ただし、こちらは総額で€45もすると言われ数日滞在するには高過ぎ。「旅行者向けのもっと安いのはないか?」と聞いても、「ない」とのこと。ここも売る気ナシとみて早々と退散。
そして最後の頼みの綱、O2というイギリス資本の携帯ショップにダメもとで行ってみると、
「日本人か?」
と聞かれ、そうだと言うと、持ってるカメラで何を撮るのか?など興味津々。それで、かくかくしがじかの事情でSIMカードを買いたいと伝えると、「君にベストマッチなものがある」と言われ、€9.90のSIMカードを出してくれました。
「これに€15チャージすれば、1ヶ月間5GBまで使える」と言われ、さすがに4〜5日の滞在(ドイツのみ)で5GBも要らないだろうとも思いましたが、ショップを廻り回りして疲れたので、向こうの薦めどおり計€24.90(約3400円)で購入しました。
購入に際しては、パスポートの提示と滞在するホテルのアドレスが必要でした。また通常は自分でやらなければならない、開通作業とアクティベーションもショップのお兄さんがやってくれました。
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何とか開通しました♪
下り7.2Mbpsということでそこそこの早さです。これでGoogleマップやストリートビュー、ホテルの予約やレストランの情報入手など使い放題です。
たかだかSIMカード購入するのに時間がかかってしまい気がつけばお昼時。喉が乾いてしまいました。レーメ広場近くのオープンテラスで早速ビールを頂くことにしました。
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(つづく)


by feel-railside | 2014-06-16 16:55 | 海外
2014 欧州紀行【1】出国編
長いこと更新を放ったらかしにしてしまいました。
実は、少しの間、ヨーロッパの取材旅行に出掛けていまして。
成田からフランクフルトに入ってドイツ、ハンガリー、スロバキア、オーストリアの計4カ国7都市の訪問でした。(以下大まかなルート)
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ということで、しばらくは欧州の鉄道事情(主に路面電車、LRTとプラスαで飲み食い歩き&モバイル事情)の報告をしたいと思います。

「あれ?1年半前の訪問記、途中じゃなかったっけ?」
「………汗」

まあ「記憶は熱いうちに打て」といいますし(小声)、取り敢えずソレはまたネタが尽きた時にでも、ということで。

■1日目 5/21 水曜日
まずは成田第二ターミナル。
しばらくは日本のビールとはお別れということで、これから乗るヒコーキを眺めながら、しみじみとヱビスです。
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と思ったら機内で、早速ヱビスを頼んでます(汗)
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欧州旅行で時差ボケしない為の機内での鉄則

「行きは寝ない、帰りは思いっきし寝る」
の実践の為
「アナと雪の女王」を見たり、グッピーラムネを食べたりしながら何とか踏ん張ります。
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が、2本目の「かもめ食堂」を見終わった時点で、まだあと6時間。
読書すると眠たくなるので、有料ですがネットに繋いでみます。
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が、フライト時間の後半1/4は全く繋がりません。KGBの妨害電波の仕業かもしれませんが、CAさんに聞いても真相は不明でした。
そうこうしているうちになんとか到着。
Willkommen zu Frankfurt!
とあるかと思えば思いっきり英語でした。
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折角ドイツに来たというのに、機内で日本のビールばかり飲んでお腹いっぱいになってしまいました。
なのでホステルの1Fにある、ちょっと猥雑なバーのお兄さんにカクテルを作って貰いました。
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だいぶ酒も廻ったので一旦部屋に戻り、今日は軽く夜のフランクフルト中央駅(Frankfurt am Main Hauptbahnhof)廻りをスナップ。22時前でようやくこの空の色です。
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今年で開業125周年を迎えるフランクフルト中央駅。前回訪問時はカバーに覆われていましたが、ようやく(といっても、まだ細かい工事は残っているようでしたが)綺麗にライトアップした姿を拝む事が出来ました。
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駅前を行き交う路面電車と絡めて。
駅をブラブラしていると感じのいい赤帽さんがいらっしゃったので声をかけてパチリ。
後日、Mailで画像を送ったら喜んでくれました。※Mailの内容はドイツ語で殆ど分かりませんが「!」がいっぱいだったのでそうと推測
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現地時間で23時(日本時間だと徹夜して6時を廻ったころ)、フラフラになりながらホステルに戻り就寝です。
(1日目おわり)

by feel-railside | 2014-06-11 00:29 | 海外
ヨーロッパLRT視察旅行【5】大移動編(ボルドー→フライブルク)
いつの間にやら前回の更新から1ヶ月も経ってしまいました。
てな訳で、今年も思いつきでぼちぼち綴っていきます。

10月23日 ボルドー→ストラスブール→フライブルク

ボルドーで1日延長した煽りを受けて、今日は一日使って陸路を這い這いしながら大移動です。
フランスの端から端(ボルドー〜ストラスブール)まで行って、一気にドイツに入ります。

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TGV5443列車 数少ないボルドー→ストラスブール直通のTGVです。日本で例えるなら博多発新青森行の新幹線みたいなもんです。

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ボルドー・サン・ジャン駅のコンコース。やっぱりヨーロッパの歴史ある駅は素敵な佇まい。

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おやおや、既に入線してます。この列車、写真で見て分かるように2つの列車が繋がっていて、後方のレゾ編成がストラスブール行き、手前側の2階建デュプレックス編成がリール・ユーロップ行き。リール・ユーロップ駅では、ロンドンやベルギーのブリュッセルに向かうユーロスターやタリスに乗換が出来ます。またもしつこく日本で例えるなら博多発の「のぞみ」が東京で「はやぶさ」「こまち」に化けて新青森、秋田行きとなる、といったところかな(^ ^;

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列車は定刻10:36に発車。これからストラスブールまで約6時間30分の旅のスタート。
ガロンヌ川を渡り、さようならボルドー。

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そして、こういう移動日に限って天気がバッチリ良かったりします。
南仏らしい家並みが続く車窓。

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日本から持参したSIMフリーのポケットWiFiに、スーパーで購入したプリペイドのSIMを挿してますが、ご覧の通りちょっと人里離れると2G回線しか捉まえません!どおりでネット激遅な訳だ、、、

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車窓も単調、ネットも遅いので、もう飲むか喰うしかありません。駅売店のPAUL(そういや東京駅や四谷駅やあざみ野駅にもある)で予め買っておいたサンドイッチとカプレーゼを肴にビュッフェでワインを調達して酒盛り開始です。

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ワインもハーフボトルしか販売しておらず、すぐ空に。仕方がないので、ビールを仕入れに再びビュッフェへ。
販売員のお兄さん、笑いながら
Est-ce qu'il a déjà bu? (もう飲んだのか?)
みたいなことを言ってたような、言わなかったような。


さてこの直通列車、パリに用事のない人にとっては非常に貴重な列車なのです。
基本、フランスの鉄道はパリを中心に放射状に伸びており、殆どの優等列車はパリに向かいます。また駅も日本の東京駅のように東海道、東北、上越の各新幹線が乗り入れている訳ではなく、方面ごとに駅が独立しています。
ボルドー発のTGVの殆どはパリ・モンパルナス駅という西のターミナル駅に着きますし、ストラスブールなどのアルザス地方へはパリ東駅の発着となっています。
なので、通常だったらボルドー→パリ・モンパルナス、パリ東駅→ストラスブールと2列車に乗り継がねばなりません。
しかも日本の山手線のように同一平面で有機的には繋がっておらず、各ターミナル間の移動は基本、メトロ(地下鉄)やバス、タクシーを利用しなければならないのです。(※パリ北駅とパリ東駅のみ隣接)

しかし、やっぱりそれじゃあパリに用事のない人は不便ということで、各ターミナルに向かわずに連絡線を使って別のLGV線に乗り入れる列車が多くはないものの存在します。
この列車もその一例。下の地図の通り、モンパルナスへは向かわず、途中のマッシー駅でLGV連絡線に入り、あの不入りで有名なディズニーランド・パリの近くを通り、東駅から伸びて来たLGV東ヨーロッパ線と合流してストラスブールに向かいます。
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しかし希少な分、指定が取りにくいのです。更に僕のように国外旅行者向けのフリーパス(ユーレイルパス)ホルダーは元々座席の割当数が制限されているので、座席確保は至難の技。今回の座席も前日の急な予定変更ということで、半ば諦めていたんですが、何とか確保できてホッとした次第でした。

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てな感じで、連絡線上の唯一の停車駅であり、ディズニーランドの最寄り駅、舞浜(←じゃなくて(汗))、マルヌ=ラ・ヴァレ・シェシー駅という舌を何度も噛みそうになるような名前の駅に到着。
ここで長い距離連れ添った、リール・ユーロップ行きデュプレックス編成とはお別れです。
日本のように分割シーンを撮りに来る鉄っちゃんは、僕を除いて誰一人としていませんでした。しまいには作業員に睨まれる始末です(笑)
ちなみに分割・併合時も客車のドア開けっ放しです。

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身軽な編成になってLGV東ヨーロッパ線を突っ走ります。この区間は時速320kmで走ります。
今のところ日本の東北新幹線と並び鉄道の世界最速スピード区間です。ちなみに世界最速レコード574.8kmで無理矢理突っ走ったのもこの区間でした。

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3時になりました。更にやることがありません。ここはおやつでも食べましょう。
フランボワーズのタルト。コーヒーと一緒に頂きました。

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地理の授業で何かとお世話になった、鉄鉱石で有名なロレーヌ地方に差し掛かると一気にスピードダウン。ここでLGV区間(日本で言う新幹線区間)は終わり、在来線を走ることになります。
ここで車窓にちょっと異変が。今まで見えてなかった複線の片側のレールが見えて来ました。
何と、左側通行から右側通行になったのです。SNCF(フランス国鉄)はTGVも含めて原則として左側通行なのですが、普仏戦争後のドイツ領時代に線路が複線化されたアルザス・ロレーヌ地方では、ドイツと同じ右側通行となっているのです。
ヨーロッパは線路は色んな国とレールは繋がっているものの、電源、電圧、信号システム、通行の左右が違うだけでなく、同一国で右側通行と左側通行が混在するなんて、ややこしさの極みです。

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で、喰って飲むだけでしたが、定刻、、、じゃなくおおよそ40分遅れでストラスブール着です。
ここで乗換予定だったICEのバーゼル行には乗れなくなりました。仕方なく次の列車で国境を越えることにしましょう。

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(゚ロ゚;)エェ!?
国境を越えるので、長編成の国際列車を想像していたら、待ち構えているのは何と2両編成!
東武亀戸線じゃないんだから、と思っていたら何とパンタグラフもありません(汗)
ディーゼルカー!!八高線の末端区間のような列車で国境を越えることなりました。
本来ならICEのビストロでビールでも飲みながら越える筈でしたが(泣)

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いよいよ国境通過です♪
ライン川を渡ります。
う〜ん、想像よりも川幅狭いです。東横線で多摩川渡るくらいの間隔でした。
あっけなくドイツに入りました。

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終点のオッフェンブルクで降ろされて、再びローカル線です。駅の時刻表を眺めたら、あと20分ほどでフライブルク方面に向かう列車がありました。

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もうヤケクソでiPhone流し撮り。
予定より2時間遅れの到着となりましたが、まあ仕方ありません。

疲れたので、夕食は街へ繰り出さずに、ホテルのレストランで済ませましょう。
フランスより英語通じます(笑)ちゃんと英語メニューも用意されてて一安心です。
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お〜、メニューに「Hokkaido(北海道)」の文字が。
そういえば、昔観たテレビの記憶が蘇りました。あるドイツ人が北海道から、かぼちゃの種子を持ち込んで、そのホクホクした食感と甘さがドイツ人の味覚を虜にした、みたいなことを。

でも、ドイツまで来てわざわざ日本のかぼちゃ食べんでもいいやろう、ということでドイツらしくシュニッツェルを頂きました。胃が乾ききったスポンジのようにビールをどんどん吸収していきます。いったい何杯飲んだことやら、、、(汗)
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部屋に戻ったら、もう一気に睡魔が、、、
おやすみなさい。

(つづく)
by feel-railside | 2014-01-12 07:26 | 海外
ヨーロッパLRT視察旅行【4】ボルドー 2日目
10月22日 ボルドー

だいぶ間隔が空いてしまいましたが、再びヨーロッパ編に話を戻します。


実はボルドーの滞在は翌日の午前中だけで、その日の夕方のTGVでパリに戻る予定でしたが、どうも午後あたりから天気が良くなる感じだったので、急遽滞在を1日延ばしました。
という訳で、今日も丸一日ボルドーです。


が、やはり朝は曇り、、、(泣)
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Tramway de la ligne A, Porte de Bourgogne - Stalingrad
約200年前、1822年にナポレオン・ボナパルトの命令で架けられたピエール橋をゆくトラムも、全く映えません(悲)


仕方がないので、トレインビューなカフェのテラスでサンドでも食べながら早めのお昼ご飯です。
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すると、雲の隙間から日差しがっ!
やはり「果報は食べて待て(?)」ですね。


俄然やる気モード全開です。
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Tramway de la ligne A, Plais de Justice - Hôtel de Ville
世界遺産でもあるサンタンドレ大聖堂をバックに。やはり架線やポールがないので景観にマッチしてます。


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Tramway de la ligne B, Gambetta - Hôtel de Ville
大聖堂前の広場。ボルドー市民の憩いの場。ゆったりと、思い思いの時間を過ごす中、トラムが時おり鐘を鳴らしながら通り過ぎます。


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一見、森の中の公園の小道のように見えますが、、、


ここも電車が走るんです!
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Tramway de la ligne C, Quinconces - Place de la Bourse
ここもボルドーで是非撮りたかった場所の一つ。黄色に色づいた森の中を静かに電車が駆け抜けて行きます。


そろそろ夕暮れの時間も近づき、朝に撃沈したピエール橋でのリベンジ。狙うは黄昏時のイメージ。
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太陽もいい感じに沈んでくれました〜。
さあ、来い!


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Tramway de la ligne A, Porte de Bourgogne - Stalingrad
という訳で狙い通りの写真が撮れました〜\(^O^)/


気分よくボルドーのワイン(グラスで50種以上飲めました♪)飲んで、最後は弁当箱大のクレーム・ド・ブリュレで締めました(笑)
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by feel-railside | 2013-12-05 01:31 | 海外
ヨーロッパLRT視察旅行【2】アンジェ
2012年10月20日 アンジェ市内


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まずは24時間有効のフリーチケットを電停備え付けの自動券売機で購入。


24時間というのがポイントで、今回のケースのように昼頃到着⇒その町で1泊⇒翌朝出発という場合でもこれ1枚で通用するんです。日本の場合、大抵「一日乗車券」なので、翌日ちょっと乗る場合でも運賃を払わねばならない。日本でも参考にしてほしいなあ。


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Tramway Angers - Ligne A Ralliement - Moliere


ジェットコースターのような古い市街地の坂を駆け下ります。
市街地では景観配慮の面から架線や架線柱はなく、電車もパンタグラフを下げます。
2本のレールの間にある地表給電装置(APS)から電気を得ています。電車が来た時にだけ、電車の真下だけで誘導電流が流れる仕組みです。なので感電の心配もありません。


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Tramway Angers - Ligne A St Serge-Universite - Berges de Maine


郊外ではパンタグラフを上げて架線集電になります。グリーンベルト化した軌道にレインボーカラーがよく映えます。


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左:パンタを下げよ 右:パンタを上げよ みたいな標識


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Tramway Angers - Ligne A Avrille-Ardenne


北の終着駅にはパーク&ライドの駐車場。トラム利用者はもちろん無料。


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再びトラムに乗って、街の中心部Ralliementに戻ります。広場ではフェミニズムみたいな団体によるデモの模様。デモと言うより露店やパフォーマンスが中心、ある意味お祭りみたいなもんで、デモそっちのけでみなさん楽しんでました。
NHKの「世界ふれあい街歩き」のような光景。


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小腹が空いたので、広場に面したテラスでサブウェイみたいなサンドでも。


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Tramway Angers - Ligne A Foch Maison-Bleue


路線バスもLRTと一体となって運営されているので同じデザインです。この統一性が旅行者にも分かり易いです。


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Tramway Angers - Ligne A St Gilles - Bascule


車道の中央部にはポールが設置されており、電車が前を走っている時は車は追い抜くことは出来ません。あくまで電車優先。


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Tramway Angers - Ligne A CHU l'hospital - Capucins


狭い路地にも、線路を敷設し車を追い出してしまってます。こういう理解が得られるのもLRT先進国のフランスならでは。ルノーの初代トゥインゴともよくマッチしています。


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Tramway Angers - Ligne A Ralliement - Moliere


残念ながら一日雨模様でしたが、薄暮れの街に光が反射していい雰囲気になってきました。


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Tramway Angers - Ligne A Ralliement


最後にアンジェのシンボル、グラン・テアトルとの夜景と。サン=サーンス、フォーレ、グノーらも指揮台に立った歴史あるコンサートホールとのこと。


つづく
by feel-railside | 2013-10-26 00:04 | 海外