ありがとう 三江線
トータルすると10回くらい。
足繁くと言えないまでも、東京からの距離を考えるとよく通った三江線。
明日、いよいよ廃止の日を迎える。

最後はお世話になった方々の挨拶廻りを兼ねて、のんびりと好きな場所で最後の勇姿を留めておきたかった。

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田津〜石見川越
開花から2日で満開となった田津の枝垂れ桜。何度かお邪魔させて撮らせてもらったお婆ちゃんに最後の挨拶。
軒先でお茶を頂きながら列車を待った。
少し照れながらも、桜の樹の下で列車に向かって手を振ってくれた。

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鹿賀〜因原
僕の三江線訪問の最初の地。鹿賀は思入れのある駅。
ここの桜も、廃止の日に合わせたかのように急ぎ足で満開を迎えてくれた。

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鹿賀駅

そして三江線の撮影では何度もお世話になった鹿賀の民泊。部屋でお酒を飲みながら、列車の時間を待つ。
15分前に宿を出て、歩いて撮影地へ。
暗い夜道も、今日はお寺のライトアップされた枝垂れ桜が道標。
江津行きの最終列車をここでバルブして〆るのが僕のルーチンだった。

さようなら、そして、ありがとう三江線。

# by feel-railside | 2018-03-30 21:53 | 鉄道と四季
雪の朝
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大雪の翌朝。
雪の積もった横断歩道を、一歩一歩踏みしめて。

2018.1.23 都電荒川線・飛鳥山〜王子駅前

# by feel-railside | 2018-01-24 01:14 | 路面電車・LRT
さようなら 松尾ハム製造所
年始に実家に帰った時のこと。
「松尾ハム、この年末でのうなったよ」
と母から衝撃の一言。
久留米の実家に帰るたびに楽しみにしていた、松尾ハムの生ハムとベーコン。
久留米市内はもとより、福岡や北九州の飲食店からの引き合いも多く、年末最後に何とかキャンセル待ちで手に入れたとのこと。
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最後の100gを東京に持ち帰り、今日最後の4切れを食べました。
で、このハムの画像と素晴らしさを後世に残すために最後に撮影しました。

生ハムなんて、わざわざ久留米で買わなくても、どこでも手に入るだろう、とみなさんお思いでしょう。
でも、違うんです。
瑞々しさ、きめ細かい繊維質がもたらす食感、控えめの塩加減、そして程よい薫香。全てが絶妙なバランスで成り立っています。
生まれて初めて知った味が、松尾ハムの生ハム。それ以来、僕の舌の生ハムの基準はここでした。
残念ながら、どんなに高級なスペイン産のハモンセラーノを以ってしても、これまでこの味を超えるハムはありません。

では、いったいなぜ九州の久留米の地で、こんな美味しい生ハムが出来たのでしょう?
松尾ハムの創業は大正4(1915)年。今から80年以上も前。時は第一次世界大戦の真っ只中。
その前年、日本はイギリスとの連合軍で、ドイツ帝国の東アジアの拠点である中国・青島を攻略しました。
そして大量のドイツ兵が俘虜として日本の収容所に移送されました。
その最大の収容先が、当時は日本有数の軍都で十八師団のあった久留米でした。その数1300名以上。

俘虜収容所では、多くの俘虜が故郷の味(ハムやソーセージ、ビールなど)を渇望していたとのこと。
また俘虜の多くは志願兵で元民間人が多く、その中には食肉に従事していた者もおり、久留米のキリスト教会を通して、
紹介されたのが、キリシタンでもあった初代の松尾ハムの創業者でした。
松尾氏は、そのドイツ人から伝統的なドイツのハム・ソーセージの製法を学び、製造に漕ぎ着けました。
その味はドイツそのもので、多くの俘虜から拍手喝采で迎え入れられたことでしょう。
(以上が、以前松尾ハムのご主人(三代目)に買い物ついでに伺った話です。最後だけ盛りましたw)

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ちなみに俘虜収容所では音楽活動も盛んに行われ、ベートーヴェンの交響曲1,5,7,8番の日本初演は久留米とのこと。
もちろん演奏は俘虜で組成されたオーケストラです。

また大正8(1919)年のヴェルサイユ条約発効後、収容所は閉鎖され、多くの俘虜がドイツへ帰国したものの、そのまま日本滞在を望むドイツ人もおり、
中でも日本足袋のヒルシュベルゲル氏、つちや足袋のウェデキンド氏は有名です。
二人ともドイツでは技術科学者であり、その二人の尽力で前者は日本足袋タイヤ部を経てブリヂストンタイヤへ、後者は月星化成(現・ムーンスター)
へと発展し、久留米の近代工業の礎を作ったと言っても過言ではありません。

このように久留米に文化、芸術、産業で多くの発展と近代化をもたらしたドイツの俘虜兵。
松尾ハムの閉店は、単なる地方都市の衰退で片付けることのできない、文化・産業の継承という点でも大きな痛手です。
松尾ハムの製法を継承し、あの味を後世に伝える職人が、またいずれ出現することを願ってやみません。

参考文献:「ドイツ兵久留米俘虜収容所展」パンフレットより(久留米市文化保護課)

※久留米のドイツ俘虜収容所に関しては以下のブログが詳しいです。
ご興味ある方は以下のリンクからどうぞ。





# by feel-railside | 2018-01-21 23:16 | その他
本日よりグループ展、開催します。
ギリギリの告知になってしまいましたが、本日1/18〜よりグループ写真展に出展いたします。
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鉄道写真家集団「Railway Graphic D.E.F」の第5回写真展、今回のテーマは「郷愁」です。
私も6点、出展しております。
メンバーの個性光る、「郷愁」のイメージをお楽しみ頂けたらと思います。
在廊予定はこちら↓
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地図はこちら↓

○会期  2015年1月18日(木)~1月24日(水)  ※21日(日)は休館
○時間  10:00~18:00(最終日は15:00)  ※入場無料
○会場  アイデムフォトギャラリー「シリウス」  東京メトロ丸の内線新宿御苑前駅すぐ 〒160-0022 東京都 新宿区新宿1-4-10 アイデム本社ビル2F
○出展者  今井英明 内田伸太 衣斐 隆 遠藤真人 大鶴倫宣 大藪琢也 佐藤武志 高木比呂志 船越知弘 吉永陽一

以上、皆さまのお越しをお待ちしております!

# by feel-railside | 2018-01-18 08:06 | 案内
「ただいま帰りました!」
「ただいま帰りました!」
カメラを持って列車の通過を待っていると、背後から元気よく声をかけられた。
一瞬、どう言葉を返したがいいか戸惑いつつも、
「おかえりなさい」
二人の女子中学生は、笑顔で返して夕暮れの雪道を帰って行く。
その数秒後、待っていた列車が過ぎて行った。
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JR芸備線・平子〜備後西城

この日は三江線の雪景色を撮るつもりであったが、残念ながら積雪で運休に。
木次線も前日からストップしており、この辺りで唯一動いていた芸備線に向かった。

久しぶりに芸備線の三次以東をロケしたが、三江線に負けず劣らず魅力いっぱいの路線。
三江線廃止後も、また中国山地の山あいに足を運ぶことも多くなりそうだ。

# by feel-railside | 2018-01-14 22:15 | ローカル線
はれの日に
今日は成人式。
薄日も差してきたので、近所の都電沿線に繰り出しました。
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この場所に立ったのは5年ぶり。ちょうど、大雪の成人式の日でした。
それ以降は会場が変更になったり、雨が降ったり、遠征に出かけていたりと、いつの間にか5年も経ちました。
やはり少子化のせいか、5年前にくらべて新成人の乗客も減ったような気がします。
そして最近は親同伴の新成人が多いのにもびっくりしました。

都電に揺られながら、駅に着くたびに久しぶりの再会を喜び、思い出話に花を咲かせる。
都電ならではの年に一度の情景です。

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車内で出会ったグループに声をかけて会場最寄駅で、記念写真を一枚。
新成人のみなさん、おめでとうございます。
若いって、いいなあと思うと同時に、ちょっと元気を貰った一日になりました。

※いずれも撮影と掲載承諾済み

# by feel-railside | 2018-01-08 15:06 | 路面電車・LRT
一年の計は三江線から
明けましておめでとうございます。
長らくブログを放置してしまい、申し訳ございません。
ここ数年はSNSメインの情報発信だったのですが、SNSだけでは書ききれない内容もありました。
何よりタイムラインという時間の軸で押し流されてしまい、過去の振り返りが難しいという欠点もあります。
またホームページを開設していた頃の掲示板で集っていた仲間からも、ブログの再開を望む声も上がってきました。
そこで2018年の始まりを機に、ブログを再開することにしました。
これからは、両者をうまく使い分けて行けたらと思います。

さて、年末年始はJR三江線の宇都井駅で迎えることになりました。
この3月末限りで廃止される路線です。
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宇都井駅は地元のボランティアの方々が中心となって、11月に「INAKAイルミ」というライトアップとイルミネーションの町おこしイベントが開催されています。
そしてNHKの「ゆく年くる年」で中継されることになり、イベントが再現されました。

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通常の営業列車が去った後、テレビ中継のために仕立てられた列車が3時間近く留め置きされました。
そして車内では、島根県出身の歌手・浜田真理子さんと地元の方々がアコーディオンの音色にのせて歌を歌う「うたごえ列車」が設定されました。
また駅のたもとでは、屋台が開設されて、こちらも大いに賑わいました。
テレビやラジオで全国へ向けて中継されたので、ご覧になった方も多いと思います。

「楽しかったけど、もう3ヶ月後にはなくなっちゃうんだよね」
そんな声が聞こえてきました。
廃止は延長も撤回されることもありません。
それが現実。
こうして、まちのかけがえのない財産として認識されたのも、皮肉ながら廃止が決まってからといっても過言ではありません。

そして、この問題は決して遠い中国地方の山あいの中にある三江線だけの問題ではありません。
大都市への人口の極度な集中、中山間地域の過疎化、そしてそれに伴うインフラ維持の困難化。
今後日本全体の人口減に伴って、これらの問題は次第に山から街へ降りてきています。
三江線の廃止は、縮小する日本の未来の縮図なのです。

少し固い話になりましたが、翻って自分自身。
美しく、懐かしい日本の原風景と鉄道を求めて、たどり着いた三江線。
写真家としてできることは、そのシーンを撮って紹介することくらい。
でも、それだけでいいんだろうか、とも。

盛り上がり、楽しくも、いろんな思いが交錯しながら、今年最初の撮影となりました。
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# by feel-railside | 2018-01-02 13:38 | ローカル線
2016 フランス撮影紀行【その3】
ちょっと間が空いてしまいましたが、フランス紀行のつづきです。
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【フランス2日目・2016年6月10日】

フランス到着翌日の朝。
ルーアンのホテルで綺麗な朝焼けを迎えました。

「おー! この朝焼けで列車を撮るぞー」と、朝食前に朝練することにしました。

車を北に走らせること40分。目指すはルーアン郊外のミルヴィルの煉瓦橋
1年前に列車に乗って通った時に、チェックしていた場所でした。
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しかし、到着すると見事なドン曇りです、、、(泣
気を取り直して撮影開始です。

煉瓦橋と地平路線がクロスする近くに駐車スペースがあったんで、ここにBクラス君を停めます。

2時間ほど粘って、なんとか1枚だけ、日が差した瞬間に撮れました。
あと1時間早く出ていれば、あのホテルで見たような感動的な朝焼けのカットが撮れたかもしれませんが、アフター・フェスティバル。あとの祭り。フランス語で言えばアプレ・フェスティバル?!
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2016.6.10 SNCF Ligne de Paris-Saint-Lazare au Havre (Viaduc de Mirville)

気を取り直して、ホテルで朝食です。
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と、いきなりの日本食。
実は最近海外に行く時は、賞味期限が迫った非常食を持参するのがデフォになってます。
これなら、海外でも簡単に作れるし、海外なので日本で食べるより多少有り難く食べれます?

朝食後、再びミルヴィルに向かいます。

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2016.6.10 SNCF Ligne de Paris-Saint-Lazare au Havre (Viaduc de Mirville)

橋の廻りは牧草地ですが、このように綺麗に芝生が整備されたサッカー公園がありました。
煉瓦橋をゆく列車を眺めながらサッカーが楽しめるなんて幸せです。
僕も、この近くに生まれていれば、少しは上達したかな、とか。

休日にもなれば、ボールを蹴って遊ぶ子供達と絡めて撮れたことでしょう。
残念ながら今日は平日。

しかし、橋が巨大すぎます。
近づきすぎると列車が見えにくくなるし、遠くからだと意外と障害物が多くて見通せません。

そうこうしているうちに、早くもお昼です。
腹が減っては戦はできぬ。

近くの小さなコミューンに美味しそうなパン屋さんを見つけました。
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チーズとトマトがたくさん盛られたパンと、キッシュ・ロレーヌをいただくことにします。
田舎のパン屋さんなんで物価の高いフランスにしては安めで、ジュース込みで5ユーロ(約600円)ほどでした。

温めてほしかったのですが、何と行っていいのか分からず。
その時、大学の第二外国語でフランス語やってた時の一文が頭を過ぎりました。

"Il fait très chaud aujourd'hui."(今日はとても暑いですね。)

そうだ、hotはchaudだ!
ということで

"Chaud, S'il vous plaît!"(温め、お願いします!)

と適当に言ってみたら、通じました。
大学の第二外国語もたまには役立つものです。

1つ、1つ、アルミ箔に包んで温めてくれました。
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再び、このサッカー公園に戻って頂くことにしました。
周辺に民家はちらほらあるものの、たまに車が通る程度でほとんど人をみかけません。
フランスが日本の1/3の人口密度というのも頷けます。

午前中のロケハンで何とか、橋を見渡せる場所を探し当てました。

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2016.6.10 SNCF Ligne de Paris-Saint-Lazare au Havre (Viaduc de Mirville)

狙いは、引退迫るフランス国鉄のゲンコツ機関車ことBB15000型のTEE色(日本で例えれば国鉄色)だったのですが、来る機関車どれもMultiService色という更新色でして、以前よりも確実に棲息数を減らしているようでした。
ストの影響で列車本数が減っていたのも痛手だったかも。

次の移動までもうちょっと粘ろうと思っていた矢先、
さっきから不穏な動きをしていた牧牛たちが僕に向かって突進開始してきました。
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「あっち行け!」
と言っても全く通じません。
そうか、フランスの牛はフランス語で叫ばなきゃ、ということでGoogle先生の助けを借ります。

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「ラバ、イルヴァ!」
「ラバ、イルヴァ!」
全く効果なし。ぐんぐん近づいてきます。

金網、乗り越えてきたらどうしよう?
こんなところで、「牛にやられました!」なんて病院に駆け込みたくないなぁ。
なんて本気で考えていたら、金網の手前でピタリと止まってくれました。

恐らく、通じた(?)ようです。

今日は、パン屋さんでも、ノルマンディーの牛さんたちともフランス語でコミュニケートできた、よい日でした。

空の雲も徐々に厚みを増してきたので、そろそろ明日の撮影地に向けて移動することにしましょう。

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これから300km近い長い道のりの運転です。

途中のル・アーブルでは、島根のべた踏み坂真っ青の橋を渡ります。
ここはセーヌ川の河口で大型船の航行の邪魔にならないように、こんな橋をこしらえたようです。
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iphoneで撮ったので望遠圧縮効果がなく、いまいち分かりにくですが、凄い坂道でした。

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今回のレンタカーはクルーズコントロールがつき。
長距離のドライブもストレスなく運転できました。
(つづく)

# by feel-railside | 2016-08-05 11:52 | 海外
2016 フランス撮影紀行【その2】
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ナルボンヌ近郊をゆく、ニース発ボルドー行アンテルシテ(BB7200形牽引・旧Corail Téoz編成)


冷や汗かきながらの運転で、何とか空港を脱出して大型ショッピングモールに来ました。
一番の目的はプリペイドSIMの購入です。

車での移動ばかりなので、Goole Mapでの地図の表示や列車の運行情報は、気軽にどこでもリアルタイムで手に入れたい。
街中なら公衆WiFiが期待できますが、田舎の線路端ではそれは皆無。
海外ローミングはバカ高いし、レンタルルーターも1日のデータ量の上限があってイマイチ。
結局、現地でのプリペイドSIMが一番安いのですが、最大の難関はショップでのやり取り。
英語の通じない店員さんも多く、また日本のショップ同様1時間近く待たされることもザラ。

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Aeroville内にあるFreeのショップ


さて、今回購入しようとするSIMはFreeという新興勢力(いわゆるMVNO業者)のキャリア。
これまで、フランスの旅行では大手のOrangeやSFRのSIMを購入してきました。
今回Freeにした理由は、店内にプリペイドSIMの自動販売機があるという情報をキャッチしたからです。
これなら、言葉で苦労する店員さんとのやり取りや、長い待ち時間からも解放されます。
ちょうど空港近隣のこのモールにショップがあることが分かったので、ここで買う事にしました。

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店内に入ると早速ありました!
3分で買えるなんて、カップラーメン並みの早さです。
画面は残念ながらフランス語のみですが、容量や利用期間、SIMのサイズを「Oui(はい)」、「Non(いいえ)」とかで進んでいく感じなんで、何とかなります。
最後に住所を入れる項目がありますが、これは適当に今日泊まるホテルの住所を入れればOKでした。
決済はクレジットカードのみでしたが、日本のカードでも大丈夫でした。(恐らくICチップ内蔵のVISAやMasterならOKのようです。)
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1ヶ月、なんと50GB使い放題でなんと30ユーロ(約3600円)!
1日の上限設定もナシ!

OrangeやSFRが2GBで30ユーロ近くするんで、その格安ぶりは半端ないです。
こんな破格の値段で大丈夫なんだろうかと思いましたが、回線は最大手のOrangeをローミングで使っているとの事。
早速持参したSIMフリーのiPadに挿し込んで試してみました。
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LTE回線も掴み、ダウンロードもサクサクです。
とりあえず、ネット環境は整って一安心。

あとはスーパーで、運転中の水分補給用に大量のVolvicのペッドボトルと、ミシュランの道路地図、そしてバゲットを買えば準備万端。
では今宵の宿、ルーアンに向けてスタートです。
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運転も慣れてきて、ようやく快調と言いたかったところでしたが、20分も走らないうちに、サン・ドニで早くも渋滞に巻き込まれました。都心から離れているとはいえ、ここはパリ近郊圏。
パリの外周を囲む環状道路は終日渋滞する場所ですが、夕方の帰宅ラッシュがそれに拍車をかけています。
ただこの辺りは、パリ周辺でも最も治安の悪い地区。
渋滞中の車に、窓を叩いて物売りが来ました。それくらいならいいほうで、ガラスを割って強盗を働く事件も起きているようで、外務省からも注意喚起が出ていたくらいです。

フランス:シャルル・ド・ゴール国際空港からパリ市内に向かう高速道路上等での強盗被害に対する注意喚起

何も起こらないことを祈りつつ、停車中に窓からスタッド・ドゥ・フランスが見えたのでスマホでパチリ。
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いよいよ、明日からEURO開幕。その開会式とフランスチームの初戦が行われ、一ヶ月間フランスはEURO一色になることでしょう。

結局、サン・ドニの通過に1時間半近くかかり、宿のレストランの時間には間に合いそうにありません。
仕方なく、途中のオートルート上のサービスエリアで、レンジでチンのパスタとつぶつぶオレンジジュースで済ますことにしました。
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でも、これ以外と美味しいんで、フランス来る度にカルフールとかで見かけると買ってます。

その後も疲れからか、インターの降り口やラウンドアバウトの出口を間違えたりと、結局、空港から3時間半近くかけてルーアンの宿に到着しました。
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レストランでビールだけ買って部屋に持ち込み一気に飲み干してしまったのは、言うまでもありません。
フランスでの時計の針は22時ですが、日本時間では朝5時まで起きてたことになります。
長い長い1日でした。

明日は早朝からいよいよ撮影開始。
次回からはようやく撮影紀行らしくなると思います。

(つづく)

# by feel-railside | 2016-07-13 01:07 | 海外
2016 フランス撮影紀行【その1】

久しぶりの投稿で失礼します。

今年も6月に10日ほどフランスを撮影で廻ってきました。
昨年に続いてのフランスでしたが、今回は取材なしの完全プライベート撮影。
前回の訪問で、次々と撮りたい場所が出てきて2年連続となりました。

ところがタイミング悪く、パリは洪水、国鉄やガソリンはストで大混乱、そしてEURO開催によるテロ警報のトリプルパンチ。
ギリギリまで行くのを迷っていましたが、フランス在住の知人などから情報を得て、報道ほど実際は混乱は少ないとのことで、予定どおり決行することにしました。
現地の宿も初日しか予約していなかったので、最悪フランスがダメならベルギーやオランダ、スイスやドイツに行ったらいいや、と。

ブログの撮影紀行も、毎年尻切れで終わってるので、いつまで続けられるか分かりませんが(笑)、撮影記だけでなく、質問のあった向こうでの運転や宿泊事情、モバイル環境なども取り上げたいと思います。

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トゥールーズ近郊の麦畑の中をゆくTGVDuplex編成


■2016年6月9日
東京羽田10:35発パリ・シャルルドゴール行、JL045便で一路パリへ。
機内は、やはり上述の事情でガラガラ。窓側3列が貸切でした。
ただ機材変更でWiFi非対応の機材に、、、。色々と現地の情報などの調べ物をしようと思ってましたが、予定が狂ってしまいました。
定刻より30分も早く到着。レンタカーの時間まで1時間半近く空いたので、先にレンタカー事務所で荷物だけ預かって貰いました。

空港駅の様子を見に行くと、案の定ストの影響か大混乱。空港を発着するTGVは辛うじて、そこそこ動いているようでしたが、市内へのRER・B線はほとんどストップしている模様。
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ディスプレイもブルーバック。


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自動券売機も発券中止。全くやる気がありません。


申し訳程度に開いた一つの窓口に長い行列ができていました。
とりあえず明日同じ便でフランス入りされる某Sさんに、状況の報告だけしておきました。

空港の売店でEUROのTシャツを買ったりして時間を潰して、再びレンタカー事務所へ。
荷物もトランクに既に入れてくれたらしく、フランスのAVIS、なかなかサービスがいいじゃありませんか。しかし書類を確認していると、当初借りる予定だった車種「プジョー308」の文字がありません。
替わりに「TOYOTA Yaris」の文字がっっ!
Yarisとは、ヴィッツ(Vitz)の海外ブランド名ですが、何でフランスまで来てヴィッツ?
「フランス走るんだったら、フランス車がいい。しかもグレード落ちてるし!」
と主張します。(←フランスを含め海外では納得いかない場合は自己主張は大事です。)
すると、
「あくまで車種名は例だから。ここにはプジョーはない。どうしても乗りたいんだったら、第1ターミナルの事務所で相談してくれ」
とのこと。
ただ、さすがにプジョー308の価格でYarisでは、レンタカー屋さんもマズいと思ってくれたのか、替わりに1グレード上のメルセデスのBクラスを価格据え置きで提案してくれました。
「これが私達にできる最大の誠意だ」
と言ってくれたし、この日はこれから宿のルーアンまで200km近く走らねばならず、もうこれ以上時間かけるのも面倒だったので、ここで妥協しました。

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かくして、フランス11日間のドライブ、ドイツ車で廻ることとなりました。

海外で車を借りて最初の1時間ほどは、いつも緊張で冷や冷や。
ハンドルと通行も逆なのに、いきなり空港内の複雑な道路。
特に、シャルル・ドゴール空港の車道は3階立てで、ぐるぐるループしながら車線変更しなければいけないので、自分がどこを走っているのか分からなくなります。まあ、間違ったらもう1回廻ったらいいんですが(笑)

何とか空港を脱出して、まずは、空港から10分の場所にあるAeroVilleというショッピングセンターに入りました。
ここで道中に必要な物資を調達します。
(つづく)



# by feel-railside | 2016-07-11 15:04 | 海外